ウチの家紋は何だろう?お墓に家紋を入れる理由とは?

だいぶ暖かくなり、ぽっちゃり系(太っている。)の僕には厳しい季節がやってきました。アドバイザー藤田です。さて、この頃お墓を作る方から「お墓には家紋を入れた方がいいですか?」という事を良く聞かれます。実際には家紋を入れる方、入れない方は半々くらいで、恐らく昔と比べるとかなり減少してきているのではないかと思います。そういった質問をされたお客様に「家紋はどんなものですか?」とお伺いすると、「実家に聞いてみないと分からない。」というようなお返事をいただくことがあります。そこで今回は「家紋」とは何なのか?お墓に家紋を入れる理由は何なのかをお話していきます。

目次

  • 家紋とは?
  • お墓に家紋を入れる理由
  • 家紋についての決まり
  • まとめ

家紋とは?

元々は「源平藤橘(げんぺいとうきつ)」と呼ばれる源氏、平氏、藤原氏、橘氏などの強大な力を持つ氏族が他の人間との区別をつけるためにつけたのが始まりとされています。その後、武家や公家が家紋を使用するようになり、戦いに使用する武器・防具などにも印されるようになります。これには合戦中に敵味方の区別をするための役割があったとされています。江戸時代になると戦が無くなってくるため、自身の家柄を表す手段としての使用が多くなり、礼装・正装の衣服に家紋を入れる習慣が一般化されます。これがいわゆる「紋付」と言われるものです。

お墓に家紋を入れる理由

お墓に家紋を入れる理由としては、その家の由縁を残すという考え方があり、お墓自体代々受け継ぐものである事から、その家の存続・繁栄を願い彫られることが多いようです。

家紋についての決まり

家紋の使用については特にどの家紋を使わなければならないという事はありません。基本的には本家で使用していたものを使うことが多いですが、中には「本家の家紋を知らない。」「もっとカッコイイ家紋にしたい。」という方もいるかと思います。現在は皇室の「十六菊」の使用などは禁止されており、天皇家以外の皇族も菊をモチーフに違うデザインの家紋を使用しています。また、「徳川葵」や「真田の六文銭」なども禁止はされていませんがトラブルを避けるため使用しない傾向にあるようです。

まとめ

いかがでしたか?家紋には自分の家の歴史があり、継承していくことで自分の家の由緒なども確認できるかもしれません。先祖を辿っていくと有名な戦国武将にたどり着く事もあるかもしれません。興味を持った方は一度自身の家系を辿ってみてはいかがでしょうか?
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