宗派によって違う!?キリスト教における神父と牧師の違いとは?

こんにちは。最近は、寒さも和らぎ、非常に過ごしやすい穏やかな季節になりましたね。さて今回は、神父と牧師の違いについてお伝えします。呼び方だけではないの?と思われがちですが、宗派によって違うのです。今回は、それらの違いについてお伝えします。

目次

  • キリスト教の宗派について
  • 神父と牧師の違いとは?
  • まとめ

キリスト教の宗派について

キリスト教では、カトリック、プロテスタントともに教会での祈りが中心になっております。両者共、家庭では、タンスや本棚などの上に写真や十字架、花瓶、燭台を飾るのみというケースが多いようです。他にも家庭祭壇、家具調祭壇等あるようですが、祭り方の決まりは特にないようです。

カトリックの場合

カトリックでは、日曜日に教会でミサが行われます。そこでイエスや聖母マリアへの祈りを捧げます。家では、神や先祖へ尊敬と感謝の気持ちを込め、食前や就寝前にてお祈りをします。祭壇に供えるものに決まりはないので、故人の好きだったものを供えるとよいでしょう。

プロテスタントの場合

プロテスタントも、神や先祖への祈りは主に教会で行われます。家では、朝夕、聖書に祈りを捧げますが、供物の習慣はとくにありません。

神父と牧師の違いとは?

一般的に、キリスト教の教会にいる人を、「神父」や「牧師」と呼びます。あまり知られていませんが、「神父」はカトリックで、神と信者とを仲介する人の事を指し、「牧師」はプロテスタントで、教会の管理や信者を指導をする人の事を指すようです。こうした呼び方の違いは、それぞれの聖職者の立場にもよります。

神父と牧師の主な違い

それぞれの違いを、下記の表にまとめました。

神父 牧師
カトリックの司祭 プロテスタントで教会の管理や信者を指導する人(司祭ではない)
敬称は「神父様」 敬称は「牧師先生」
結婚できない 結婚できる
既婚者は神父になれない 既婚者も牧師になれる
女性の神父はいない(女性は修道女となる) 女性の牧師もいる(教派による)
上下関係がある 上下関係がない

まとめ

いかがでしたでしょうか?同じキリスト教でも、宗派が違うと呼び名も変わりますが、意味も違ってくるのです。わかりやすくお伝えすると、「牧師」様は、私達にとって身近な存在になりますが、「神父」様は聖職者として信者を統括するなど、立場や役割が大きく異なるのです。ちなみに、結婚式の際にいらっしゃる方のほとんどが「牧師」さんのようです。

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