お墓の彫り方は一つじゃない?!お墓の彫刻の種類をお伝えします|静岡県

こんにちは!牧之原石材です。今日はお墓の彫刻方法についてお伝えします。基本的には皆様もご存知の彫り込み方法がメジャーですが、最近では外国のような低く平らなガーデニング墓などもあり、そのような場合には彫りこみとは違う彫刻方法をすることがあります。今日は、お墓の種類に合わせた石塔の彫刻方法をお伝えします。

2017年7月2日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2021年12月14日に改めて公開しています。

目次

  • お墓の彫刻の種類
  • お墓の種類による彫刻方法
  • まとめ

お墓の彫刻の種類

彫り込み


よく見かけるお墓の彫刻方法で、写真のように文字を深く彫っていきます。彫刻の深さを変えることにより文字自体に強弱をつけ躍動感を表すこともできます。和型や洋型(ガーデニング以外)の場合に使用する彫り方です。

平彫り彫刻


平彫り彫刻は、文字の周りを彫っていく方法で、雨が溜まらない利点があります。文字筋がはっきりしているため敷石彫刻に比べると目立ちますが、文字の書体が選べないデメリットがあります。主に文字のかすれ表現を出すのが厳しい彫り方です。

敷石彫刻


敷石彫刻は、厚さ1mm程度の深さで彫っていく彫刻方法になります。こちらも雨が溜まらない利点がありますが、見え方によっては彫刻に見えず文字テープが貼ってあるように見えることもあるようです。文字書体は色々選べます。かすれやはねを忠実に再現できます。

影彫り


影彫りは、中国の伝統的な石材加工になります。一つ一つノミで丁寧に点刻をつけ絵を彫り出します。主に写真など、より鮮明に表現したい時に非常に適しています。最近では記念プレートやインテリアなど様々なシーンでも使用されています。
影彫りについて書いた記事もありますので是非お読みください。
知らない人必見!今のお墓の彫刻は文字だけではないんです

お墓の種類による彫刻方法

和型・洋型の場合


通常の和型や洋型の場合は、雨の心配がない為「彫り込み」の方法で問題はありません。ほとんどのお客様が「彫り込み」で彫刻をします。中にはデザインが気に入り「平彫り」や「敷石」で彫る方もいらっしゃいます。このようなお墓の場合、基本的にはどんな彫り方でも問題ありません。

洋風ガーデニングや平らなお墓の場合



上記のようなお墓の場合は、通常の「彫り込み」にしてしまうと雨が溜まってしまいます。雨が溜まると石が吸収してしまう恐れがあり劣化の原因にもなりますので、雨が溜まらないよう「平彫り」か「敷石」彫刻を提案させて頂きます。

石の種類によって見え方が違う


「敷石彫刻」は石の種類によっても見え方が違ってきます。深く彫刻が出来ない為、石目が多い石や白御影石を選んでしまうと目立たない可能性があります。お墓の傾斜の関係で、日中は反射して見えない場合もありますが、心配な方は彫刻内容によって石を選ばれても良いかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、石塔の彫刻方法についてお伝えしました。現在お墓の種類も増えましたが、それに合わせた彫刻方法も実はあるのです。ガーデニングのような平らなお墓に関しては雨が溜まらないよう工夫された彫刻がありますが、石や書体によって目立ちにくいというデメリットもあります。お墓を作る際にはその辺も考慮して形や内容を考えられることをお勧めします。
彫刻に関しての記事
お墓の彫刻を悩んでる方必見! 彫刻文字例お伝えします(写真付き)
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実は・・お墓の彫刻方法に雨が溜まらない彫り方があるんです

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