ゼロ葬(0葬)とは何かご存知ですか?ゼロ葬のメリットとデメリット

170221岩堀「ゼロ葬(0葬)とは何かご存知ですか?ゼロ葬のメリットとデメリット」

最近、弔いの形が変わってきており、遺骨に対して新しい価値感のゼロ葬(0葬)に関心を持つ人が増えてきています。葬儀もせず、遺骨も引き取ったり埋葬もせず、お墓や仏壇を作らないことを「ゼロ葬(0葬)」といいます。ゼロ葬(0葬)をした場合、遺族の負担がかからないことが一番のメリットですが、家族や親族の同意を得ていないと想いを託すものがない為トラブルになりやすいのが現状です。

目次

  • ゼロ葬(0葬)とは
  • ゼロ葬(0葬)のメリットとデメリット
  • まとめ

ゼロ葬(0葬)とは

葬儀もせず、遺骨も引き取ったり埋葬もせず、お墓や仏壇を作らないことを業界では「ゼロ葬(0葬)」または「ゼロ死」といいます。遺骨を火葬場でそのまま処分してもらったり、「送骨」といって郵便で遺骨を送りそのまま合同のお墓に埋葬してもらったりし、手元に残るものは、遺影のみというスタイルです。
~ゼロ葬(0葬)を選ぶ理由~
家族の形やお寺の付き合い方も変化してきている現代では、子供に負担をかけたくないとゼロ葬(0葬)を選ぶ人が増えてきています。また、孤独死などの理由により急に連絡が来て、会ったこともなく顔も知らない遠い親戚や長年別居が続き疎遠になっていた夫(妻)や離婚をしたにも関わらず元夫や元妻を引き取ることになった場合に、ゼロ葬(0葬)を選ぶ人が多い様です。

ゼロ葬(0葬)についての動画が見れます。参考にどうぞ→NHKクローズアップ現代『あなたの遺骨はどこへ~広がる“ゼロ葬”の衝撃~』

ゼロ葬(0葬)のメリットとデメリット

ゼロ葬(0葬)にはメリットもあれば、もちろんデメリットもあります。メリットとデメリットどちらも踏まえた上で、ゼロ葬(0葬)にするのか考えて頂けたらと思います。

ゼロ葬(0葬)のメリット

ゼロ葬(0葬)のメリットは遺族に費用の負担がかからないことが一番のメリットです。葬儀費用の平均は、約200万円前後となっており、お墓を用意する場合は全国平均で約200万円前後かかる為、合計で400万円前後の費用がかかることになります。お墓を建てた場合は、管理費や維持費、お寺との付合いがあればその分費用がかかります。ご自身や子孫にそういった負担をかけなくて済むので、注目されています。また、親族間が疎遠であったり不仲な場合は、葬儀などの法要時に連絡を取る苦労をしなくても済むところも、ゼロ葬(0葬)の良いところかもしれません。

ゼロ葬(0葬)のデメリット

ゼロ葬(0葬)のデメリットは埋葬費用を最大限に抑える為、火葬後に遺骨をパウダー状(粉骨)し、合同墓地に納めることが一般的です。合同墓地や合同の永代供養塔などでは、他人の遺骨と同じ場所に入れる為混ざってしまいます。他人と一緒になってしまうのは、少し抵抗がある方も多いです。一度合同墓地に入れてしまったら、もう取り出すこともできないので、注意が必要です。
ゼロ葬(0葬)のデメリットとして気を付けておきたいことは、家族・親族間でのトラブルです。故人の希望であっても、家族や親族の同意を得ておかないと、後に「遺骨は親戚のお墓にいれればよかった。手を合わせる場所がなく、想いを託すことができない。」などと様々なトラブルになることが多いです。葬儀を行わず、遺族の心の踏ん切りがつかなかったり、法要の場で思い出を語ったり励ましあうこともない為、喪失の悲しみから立ち直ることが難しくなることもあります。葬儀やお墓・仏壇を用意しないことのデメリットは、かなり大きなものです。ゼロ葬(0葬)を希望する場合は、家族・親族間でよく話しあってから決めて頂くことをオススメします。

まとめ

ゼロ葬(0葬)は、費用の面ではメリットがあると思いますが、人の心にもたらす影響はお金にはかえられません。次世代の子供にとっても、「墓育」といった教育方法があるくらいですので、人の死に触れる機会がなくなってしまうのは、生死や人の想いについて学ぶ機会を損ねてしまいます。費用の面で負担をかけたくない…と悩まれているかたは、お墓を建てない場合でも、故人が生きた証を残す方法はいろいろあります。十分に情報を集め、家族・親族間で話しあって頂きたいです。

お墓を建てない方へ故人が生きた証を残す方法の参考記事

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今を生きる人たちはどんな風に埋葬されたいか:意識調査編

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