今を生きる人たちはどんな風に埋葬されたいか:意識調査編

160905岩堀「今を生きる人たちはどんな風に埋葬されたいか:意識調査編」

今を生きる人たちはどんな風に埋葬されたいか、調べさせて頂きました。
意識調査グラフ
先祖代々のお墓へ…22.1%、自分好みのお墓を建てる…16.6%、新しい供養方法を選択…24.3%、その他…5.4%でした。新しい供養の形は色々ありますが、一番多いところをみるとやはり核家族化が広がり、なるべく子供たちに負担をかけたくないと考えている方が増えてきているのではないでしょうか?

目次

  • 先祖代々のお墓へ埋葬されたい
  • 自分好みのお墓を建てて埋葬されたい
  • 新しい供養方法で埋葬されたい
  • その他の形
  • まとめ

2017年2月21日リライト(追記)しました。

先祖代々のお墓へ埋葬されたい

先祖代々受け継いできたお墓があるからそこに入ればいいと考える方は、長男だから・今後跡継ぎの心配がない・継いでいくのが当たり前など考えている方が多い様です。実は、先祖代々のお墓が普及したのは、最近になってからの事です。現代では一人一人お墓を建てていくことは不可能なので家単位のお墓を建てるようになり、先祖代々のお墓として今の形があります。しかし、家のお墓さえも跡継ぎが居なかったり、経済的に苦しいなどの理由から維持できないお家がどんどん増えてきていて、お墓の守りを放棄される子孫の方が多くいらっしゃるのが現状です。もし、ひとつのお家でお墓の維持が困難であれば、本家分家でひとつのお墓に入る『一族墓』や、長男長女の結婚で家が一つになった時に、お墓もひとつにまとめる『合家墓』など、数少なくなっていく子孫でご先祖さまを供養していく工夫をされる事をお勧めします。どんな形でも、ご先祖様のお墓が残っていて良かったと思える時が必ず来ると思います。

自分好みのお墓を建てて埋葬されたい

核家族化が進んでいる中でも、自分は次男だから新しくお墓を建ててこの先、子供たちに大切に継いでいってもらいたい…と思われるかたもいらっしゃいます。新しく作るとなれば、墓地探しから始まり、どんなお墓を建てていくのか決めていくのですが、新しく作る為ご自身のこだわりを入れることが出来ます。例えば大切にしているペットの猫がいる場合、お墓の石のどこかに猫の絵を彫刻したりすることもできます。「なんで、うちのお墓は猫の絵が掘られてるの?」と受け継いでいく子供たちは不思議に思うかもしれません。そこで、「このお墓を建てたお爺さんとお婆さんが大事にしていた猫なんだって」と伝え続けてもらえれば、お墓を建てた想いとともに、代々お墓を大切に受け継いでいってくれるのではないでしょうか?

コチラのお墓が参考になります。→私のわがままを全て聞いていただき満足するお墓を建てることができました。

新しい供養方法で埋葬されたい

新し供養方法は探せば数えきれないほどあります。大きく分けるのであれば、代表的なもので「樹木葬」「散骨」「永代供養」「手元供養」があります。

樹木葬

樹木葬とは木や花を目印にして埋葬することをいいます。樹木葬について詳しくはコチラの記事を参考にどうぞ↓

散骨

散骨とは海や陸地に遺骨をパウダー状にし、まいて自然に還すことをいいます。散骨について詳しくはコチラの記事を参考にどうぞ↓

永代供養

子孫による継承を前提とせず、主にお寺や霊園が供養するお墓のことです。永代供養について詳しくはコチラの記事を参考にどうぞ↓

 

手元供養

手元供養についてはコチラの記事を参考にどうぞ↓

その他の形

その他にも、新しい供養とは少し違った形を選ぶ方もいます。

0葬

お葬式もやらず火葬のみで済ませ、遺骨を引き取らずに、お墓を持つ負担をも0にすることをいいます。

詳しくはコチラを参考にどうぞ→ゼロ葬(0葬)とは何かご存知ですか?ゼロ葬のメリットとデメリット

共同墓

永代供養と少し似ていますが、個人でお墓を購入するのではなく、血縁を超えた人たちとともに入るお墓のことをいいます。

まとめ

テレビや雑誌でも話題になるくらい、今どんな形で埋葬されたいか考えている方が増えてきています。家族・親族で集まり、故人を想い話しをする機会も減ってきてしまっているのが現代の傾向ですが、私たち牧之原石材では、故人を大切に想いお参りに行き、家族と向き合う時間を作るためにも、お墓参りは大切だと考えています。新しく家を建てるのと同じように、お墓も古くなってしまって気になる部分が出てきたら修繕工事や建て替えされたり、もちろんこれから新規で建てられる方も、この先の世代へお墓を受け継ぐことは、命の尊さを教えることができる場がお墓参りであり、手を合わせ感謝する気持ちも自然と覚えることが出来るのです。日本の良き文化を無くさないように、今一度「お墓文化」を改めて考えるべきではないでしょうか。

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