こんにちは、牧之原石材です。突然ですが、仏教以外の宗教の方のご葬儀に伺った時、戸惑った経験はありませんか?
私の生まれ育った地域は比較的仏教の割合が高く、幼いころからそれが当たり前で育ってきました。大人になり初めて神道式の葬儀に参列した際は、非常に困惑した覚えがあります。宗教によっての習慣やしきたりの違いなどは様々ありますが、今日は仏教以外の年回忌法要などについてまとめたいと思います。
2016年4月5日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2021年11月23日に改めて公開しています。
目次
- 神式(神道)の主な法要
- キリスト教式の主な法要
- まとめ
目次
神式(神道)の主な法要
神式(神道)では、霊祭と呼ばれるものが、仏教でいうところの法要にあたります。霊祭は自宅やお墓の前で行われるのが一般的な様です。葬儀の翌日に翌日祭、その後は亡くなった日から10日ごとに十日祭・二十日祭・三十日祭・四十日祭と続き、五十日祭で忌明けとなり「清祓いの儀」を行った後にいつもの生活に戻ります。この「五十日祭」が仏教でいうところの「四十九日」にあたります。
その後の「霊祭」は亡くなった日から百日目の百日祭、「式年祭」として一年・三年・五年・十年・五十年と続きます。
神式(神道)ではお香をたきませんので、仏教でいうところの焼香にあたるのが「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」になります。また、神式(神道)においてはお酒(お神酒)を交わすのが神聖な文化として引き継がれています。
キリスト教式の主な法要
キリスト教での法要にあたる儀式はカトリックではミサ、プロテスタントでは礼拝または集会と呼ばれます。
カトリックの場合、故人の死後、三日目、七日目、三十日目、一年後の「昇天日(命日)」に追悼ミサが行われますが、その後は特に決まりはありません。
追悼ミサでは聖歌の斉唱、祈祷、聖書の朗読などが行われ、その後茶会などが開かれるのが多いようです。
プロテスタントの場合、故人の死後、一か月後の昇天日(命日)に自宅や教会で記念集会を行います。その後は、一年目、三年目、七年目の昇天日(命日)に教会で追悼の記念集会が行われます。
まとめ
いかがでしたか?神式(神道)の法要に関しては日本古来の伝統的な儀式ではあるのでなじみはあるのではないでしょうか?結婚式などはこの様な神式で行われることも多いのではないでしょうか。
キリスト教に関してはカトリックとプロテスタントでは考え方の違いも多いようで、私の様なガチガチの日本人には少々なじみが薄いのですが、ミサや礼拝の際にはプリントされた式次第が配布されることが多い様なので、心配の必要は無いようです。
また、神式やキリスト教での葬儀、法要の際には「供養」「成仏」などの仏教用語はタブーとなりますので注意が必要です。