葬儀の際の献花の正しい意味と正しい手向け方(作法)とは?

こんにちは!皆さんはお墓参りの際、花を故人の方にお供えするかと思いますが、その文化は古く、6万年前のネアンデルタール人が死者に花を手向けた事が起源とされています。そこから今現在、宗教に関わらず、お墓や葬儀、または慰霊祭等でも故人へ花をお供えしていると思います。皆さんは同じ「花」でも、花をお供えする場面や、宗教によってその名前が変わる事を御存知ですか?今日はその中でも特に葬儀や慰霊祭などに使用される「献花」の事についてご説明致します。

目次

  • 献花って何の事?
  • 献花に用いる花の種類
  • 献花の際の正しい作法
  • 献花と間違えやすい花の名称
  • まとめ

2017年7月26日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2018年7月24日に改めて公開しています。

献花って何の事?

早速ですが、皆さんは「献花」と聞いて、どのような場面で行い、どのような色や形の花の事なのか分かりますか?まず最初に「献花」についてご説明致します。「献花」とは、葬儀で霊前や神前に参列者が一人一本づつ花を持ち、祭壇や故人の棺に供える花の事を言います。大まかに言うと、献花とは故人との告別や記念に花を贈る行為です。しかし、すべての宗教で行われるわけではなく、献花は主にキリスト教や、無宗教の葬儀で行われる事が多いようです。また、献花は仏式に例えるなら焼香と同じ意味合いを持つ儀式です。しかし、最近では無宗教の葬儀が増え、以前より献花を行う葬儀が増えています。他に献花を行う場面は、献花式や慰霊祭、会社で行う社葬等の場面が挙げられます。例外として、ホテル等で行われる葬儀では、仏教式の葬儀の場合でも献花が行われる場合もあるようです。

献花に用いる花の種類

さて次に、献花に用いられる花と、献花を行う際の作法についてご紹介します。献花に用いられる花として一般的なものが白いカーネーションや白い菊の花が挙げられます。この2種類の花が主に用いられる理由としては、どちらも一倫咲の花であり、茎がしっかりしており持ちやすい長さで、花の持ちが良いという事が挙げられます。一般的に使用される花は生花を使用し、造花は良くありません。しかし、この2種類の花を使用しなければいけないという決まりはありません。遺族の方の意向や故人の好きだった花を献花する等、花の種類では葬儀には向かない花とされている薔薇が使用される事もあります。また、花の色も白以外にピンクや黄色の花が使用される事もあります。参列者が献花を葬儀会場に持ち込むのは基本的にはNGですが、事前に遺族の方に許可を取り、遺族の方と葬儀の意向にあった献花を持参する場合はその意向をしっかりと理解してもらった上で、遺族の方や葬儀会場に迷惑を掛けないように持参しましょう。

献花の際の正しい作法


次に献花をする際の作法について順をおってご紹介させていただきます。

会場の係りの人から花を両手で受け取る

まず、最初に自分の番が回ってきたならば、花を渡す係の方から花を受け取ります。この際に花が左、茎が右になる様に渡されますので、左掌で下から花を受ける様に添え、右手で茎を上からつまむようにして受け取ります。

遺族へ一礼し祭壇へ進み、祭壇へ一礼をする

そのまま花を胸の高さで保持し祭壇の前まで進んだならば、献花台の前で足を止め、そのまま一礼をします。花が向こう、根本が手前に来るように時計回りにまわし、回し終えたら左手を根本まで下げます。そうしたならば、今度は右手を上へ、花の方に持ち替えます。そこから時計回りに180度回転させ、根本が霊前を向くようにして、献花台の上に捧げます。

花がついている方を自分へ向けて祭壇に花を供え、遺影を見て黙祷をする

花をささげたら黙とうをします。この時に、手を合わせてもいいですし、手を合わさずに下げたままでもどちらでも構いません。花を置く際は、持ち手を離さずに花を時計回りに回し、花が自分側へ向いたらそのまま祭壇へ丁寧に置きましょう。

後ろへ下がり、遺族や牧師へ一礼をする

その、後霊前に一礼し、献花台から離れ、喪主の方の前に人がいないようであれば、近づき一礼し親族の方にも軽く一礼をします。その後はそのまま自分の席へ戻ります。
以上が、一般的な献花の方法です。しかし宗教や献花を行う式場、地域、遺族の方の意向により若干異なる事がありますので、献花はまず最初に喪主の方が行うので、良く観察し、間違えた作法で実施しないようにしましょう。

献花と間違えやすい花の名称

ここまで献花についてご説明させて頂きましたが、「献花」の他にも葬儀の際に使用される花には様々な種類、様々な名称の花があります。ここでそれらをご紹介させていただきます。

献花(けんか)

この記事でご紹介させて頂いた通り、一人一本の花を持ち、順番に祭壇に置いていく花とその作法の事です。

供花(きょうか、くげ)

式場や祭壇に飾る為に供え、献花の意味も持ちながら、式場や祭壇の装飾効果も持っています。供花には、会社や個人の名前入りの札が付いている物とご理解頂ければ分かりやすいかとおもいます。

枕花(まくらばな)

血縁者や故人と特別親しかった方が故人の枕元にお供えする花の事です。

花輪(はなわ)

式場の周辺に置かれる花で、故人や喪主の勤務先や取引先等の団体から送られる事が多いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか、今日は「献花」についてご紹介させていただきました。葬儀の際「花」は欠かすことのできない大切な要素の一つです。今日ご紹介させて頂いた「献花」もその一つで、正しい意味や作法を覚えて頂けたらと思います。訃報は前触れなく突然やってくる場合が多く、葬儀の知識が無いまま参加しマナー違反な事をしてしまい、遺族の方を傷つけてしまったり、自分自身が恥をかいてしまう事の無いよう最低限の知識をつけておき、いざという際にはしっかりとした作法で葬儀に参加し、遺族の方の心を慰め故人の冥福を祈る事が出来るようにしておきましょう。最後に、献花と間違いやすい花で取り上げさせて頂いた献花以外の花についても、いずれ今回の献花と同じ様に、それぞれ意味やマナー等記載させて頂く予定なので、その際は是非閲覧してみて下さい!

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