「仏壇をしまうのにお経は必要?」にお答えします|処分方法と流れについて 静岡県で供養 

先日お客様より「仏壇をしまうのにお経が必要なの?」との質問を受けました。「石材店に仏壇の質問なの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、意外とお墓以外のご質問を受ける事が多々あります。お墓や仏壇など仏事の事をどこに相談したら良いのかわからないという方も多いようです。

2016年4月2日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2021年9月28日に改めて公開しています。

目次

  • 仏壇の処分と処分方法
  • 仏壇の処分にお経は必要?
  • 仏壇の処分の注意点
  • まとめ

仏壇の処分と処分方法

 

仏壇の処分とは、どんな時に必要になるのでしょう?家を建て替えたり、引っ越しなどで仏壇を新しく買い替えたときや、実家にある仏壇を両親が亡くなったあと誰も受け継がないことになったときなどに処分しなければならない事があります。処分には3つの方法があります。

1.不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者では基本的に何でも回収してくれます。すぐに回収してくれない場合もありますが、電話1本でかけつけてくれる所が多いと思います。

2.仏具店に引き取ってもらう

仏壇を販売している仏具店では新しい仏壇を購入する代わりに古い仏壇を引き取るサービスを実施しているところもあります。ほとんどのお店では古い仏壇を引き取ってくれると思います。仏壇を購入する前に古い仏壇を引き取ってくれるかどうか確認してみてください。新しい仏壇に買い替えを検討している人は仏具店を利用するのがよいでしょう。

3.自治体の粗大ゴミとして処分する

仏壇は自治体のゴミとして処分することも可能です。自治体によって粗大ゴミを捨てるルールが異なるので事前に確認しましょう。間違った捨て方をすると不法投棄とみなされ、後々トラブルに発展する可能性もありますので、きちんと正しい方法で捨てるためにも確認は大切です。

仏壇の処分にお経は必要?

ずばり必要です。仏壇も基本的には最初に購入した時や買い替えをしたときにお経をあげてもらいます。開眼法要といいます。仏壇の中に故人の魂を入れる法要のことです。宗派によっては行わない事もあるようですが、開眼法要がしてある仏壇は必ずお経(閉眼法要)をしてもらってから片付けるようにしましょう。閉眼法要とは開眼法要の逆で、故人の魂を納める役目を終えさせるための法要です。 魂抜きとも呼ばれるもので、これを行うことにより仏壇はただの木の入れ物へと戻ります。基本的には開眼法要を行ってもらったお寺に閉眼法要もお願いするのがよいでしょう。開眼法要が行われているかわからない場合もあるかと思いますが、仏壇には自然に魂が入るとも言われていますので、閉眼法要は行った方がよいでしょう。仏壇の供養を受け付けているお寺はたくさんあります。近場のお寺に問い合わせてみましょう。
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「開眼法要」「閉眼法要」に関してはこちらも参考に↓
これを読めば分かる!生前(寿陵)のお墓にお経は必要?
墓じまいの前にも法要が!?閉眼供養はどうして必要?

仏壇の処分の注意点

仏壇を処分する際には、仏壇の中に忘れ物がないか確認しましょう。引き出しの中身を確認するのを忘れる方が多いようです。隠れた引出しがある場合もあります。家系図など「家」にとって非常に重要な物が残されていることも多いため、念入りに確認しましょう。

まとめ

親族の中には、閉眼供養をしたとはいえ先祖供養に使用してきた仏壇を処分することに抵抗がある方がいる可能性もあります。 後々のトラブルを避けるためにも必ず、その仏壇で供養されている方々と関わりのある方達にも確認のうえ、処分をすすめていくようにしましょう。

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