お墓の引っ越し【改葬】をする際の墓石を移す手順とは?|静岡県 墓じまい

こんにちは。近年、お墓の引っ越し(改葬)を検討される方が増えております。ライフスタイルの変化や将来的に足を運ぶのが厳しいという理由の方が多いようです。お墓を守っていくことは、先祖を敬い感謝する大変尊い行いであり、先でもお伝えしました距離的な問題や宗教問題、檀家付き合いなど様々な理由によりお墓のお引越しを検討することがあると思います。そのような場合にどのような進め方でお引越しをすればよいのか、お墓づくりのプロフェッショナルがアドバイスさせていただきます。
2016年1月27日に公開した記事ですが、内容を加筆修正しましたので2021年7月11日に改めて公開させていただきます。

新しく移動する墓地の確保

まずは新しく移動する墓地を確保します。良い墓地の条件はお参りしやすいこと!新墓地の①「受け入れ証明書(永代使用書)」を発行してもらいます。墓地選びについてはこちらのブログもご覧ください
お墓を持つ前に知っておきたい!墓地選びのポイントその①
お墓を持つ前に知っておきたい!墓地選びのポイントその②

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既存墓地の手続き

現在の墓所の管理者に②「埋葬証明書(納骨証明書)」を発行してもらいます。既存墓所がお寺さんの場合には、「離檀」のお話をしなければならない場合があります。出来るだけ円満にお話を進められるよう、じっくりと考えて行動しましょう。一般的に仏教では既存墓所から移るにあたり「魂抜き(閉眼供養)」をされます。

書類の整備

現在の墓地のある市区町村に「改葬」の申請を行います。
「改葬」=「お墓のお引越し」です。
「改葬」するにあたっては、③「改葬許可申請書」に記入をし、①「受け入れ証明書(永代使用書)」②「埋葬証明書(納骨証明書)」と一緒に提出し、④「改葬許可証」を発行してもらいます。(手数料がかかる事があります。)

①「受け入れ証明書(永代使用書)」
②「埋葬証明書(納骨証明書)」  これらは④「改葬許可証」発行に必要な書類です。
③「改葬許可申請書」

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墓石の準備

新しく移動する先に「お墓」を準備する必要があります。
お墓の準備に関しはこちらも参考にして下さい
お墓を建てよう!えっ?何を準備すればいいの?
現在使用しているお墓を移設することも出来ますし、新しく作ることも出来ます。
既存墓石への想い入れやご予算に応じ、どのような形がいいか石材店に相談することをお勧めします。【当社大歓迎です!】(笑)
墓所によっては指定石材店があることがありますので、既存墓地の解体・新墓地の建墓、ともに確認の必要がありますのでご注意ください。
墓石を準備する期間についてはこちらをご覧ください
ぜひ参考にしていただきたい!お墓が完成するまでの期間!
日数もかかりますので、上記手続きを進めながら並行してご検討いただくと良いでしょう。
既存墓石を使用する場合には細心の注意を払い作業します。経年劣化により弱くなっている墓石もありますので場合によってはこの時点で墓石を交換しなくてはならないこともあります。

お引越し

既存墓地管理者に④「改葬許可証」提示してお墓からご遺骨を取り出します。ご遺骨を取り出す際も重い石を動かしますので石材店に依頼しましょう。
移動先墓所管理者に④「改葬許可証」提出して「改葬」を行います。
一般的に仏教の場合には納骨の前にお墓に「魂入れ(開眼供養)」を行います。
納骨の際も重い石を動かしますので石材店に依頼しましょう。

既存墓地の整備


墓地を返却する場合には、更地にしてきれいに返却するのが通例です。墓所によっては玉石の土台がある所などがあり、どの状態に戻すかを管理者に事前に確認し、石材店に解体の見積りを出してもらうと良いでしょう。のちのトラブルを無くすためにも事前の調査は必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回ご説明いたしましたのは一般的なお墓のお引越し「改葬」の流れです。「改葬」には様々なパターンがあります。「想いのこもった墓石を使いたい。」しかし墓石を持ち込めない規約がある墓所もあります。運搬に伴い墓石にヒビが入るリスクもあったりします。お墓のお引越しをお考えの際は、あまり悩まないでまずはお近くの信頼できる石材店にご相談いただければと思います。又、当社ではお客様の希望や「想い」をカタチにする仕事をするをモットーにしております。お墓や供養に関する様々な悩みや希望にお答えできるよう、幅広ご紹介できるように常に準備をしておりますので気軽に見学や相談をしていただければと思います。

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