お墓に納骨されている骨壺に水が溜まっているのですが・・・

こんにちは!牧之原石材工事部の大澤です。墓じまいを行う時やお墓を引っ越す時、お墓のリフォームを行う時にお墓の納骨室の中に納められているお骨を取り出し、確認するという機会が何度もあります。その際によく骨壺の中に水が溜まってしまっていて、工事に立ち会われたお客様から「こんなに水って溜まるの?」と質問を受ける事があります。中には「お墓を引っ越した後は大丈夫なのか?」や「このままで大丈夫なのか?」と不安に思われる方もいらっしゃいます。そこで今回は、お墓に納骨されている骨壺に水が溜まってしまう理由と、そのままで大丈夫なのか、行える対処法の3つについてご説明させていただきます。

 

目次

  • なぜ骨壺に水が溜まるの?
  • 骨壺に水がたまったままで大丈夫なの?
  • なにか対策はできるの?
  • まとめ

なぜ骨壺に水が溜まるの?

骨壺に水がたまる理由としては、「結露」が原因の一つとして挙げられます。新しいお墓であっても、古いお墓であっても、納骨室は真下に水が抜けるような作りとなっています。そのため、納骨室内に発生した結露、水はその抜け道から地面へと流れますが、骨壺の中は水の抜け口が無いため、水が溜まってしまいます。

水抜きの為に開けられた穴

骨壺に水が溜まったままで大丈夫なの?

実際に工事等に立ち合い、骨壺内に水が溜まっているのを見た方は不安に思うかもしれませんが、骨壺の中は水が溜まっていても、納骨室の中まで水で一杯になるという事はまずありません。そして骨壺の中に溜まっている水が、お墓その物に影響はありません。しかし、実際水が溜まっている骨壺を目にした方の中には、故人が水に浸ってしまっていてかわいそうと思われる方は、もちろんいらっしゃいます。

なにか対策はできるの?

先ほどのように「故人がかわいそう」と思われて、できる事なら何とかしたいという方は、たくさんいらっしゃいます。対策としては引っ越し先のお墓や、リフォームを行うお墓に「換気口」を取り付け、納骨室内の湿気を外に排出できるようにする事、他には「水が溜まらない骨壺」や「排水口付の骨壷」といった物も販売されています。もしくは、骨壺での納骨をやめ、そのまま骨壺から取り出した状態で納める、もしくは骨壺からサラシ等布製の「納骨袋」へお骨を移し替えるといった方法もあります。

 

お墓に取り付けられた換気口

市販されている納骨袋

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は骨壺に水が溜まってしまう理由とその対策についてご説明させていただきました。実際に目の当たりにされた方は、何とか改善したいと思う方がほとんどです。ただ、骨壺内に水が溜まるといった事は珍しい事ではありません。納骨された時期、時代にもよりますが、骨壺の場合、少なからず中に水が溜まるものと言えます。そのため普段目にしていないだけで、実は納骨室にある骨壺の中が水で一杯だったという事も十分にあり得ます。今回の記事を読んでみて、お墓のお骨の状態を知ってみたい方は、お近くの石材店、もしくは牧之原石材にご相談ください。

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