様々な供養の形にお応えする粉骨(パウダー化)後の供養方法

160731社長「様々な供養の形にお応えする粉骨(パウダー化)後の供養方法」

こんにちは!影山です。皆さん「粉骨」という言葉を聞いて、その方法にどんな事を想像しますか?
今回は、まだまだ知っている方は少ない粉骨の話を致します。

目次

  • 粉骨のはじまり
  • 粉骨の供養「寺供養 お骨佛 一心寺」
  • 粉骨の供養「自然葬 散骨編」
  • 粉骨の供養「自然葬 樹木葬編」
  • 粉骨の供養「手元葬 手元供養編」
  • まとめ

粉骨のはじまり

まず粉骨とは、お骨をパウダー状(粉末)にする方法のことを粉骨と言います。お骨をパウダー化して供養する粉骨の方法は、昔からあったようです。どうしても、限られたスペースに埋葬する方や兄弟で分ける場合とか、供養の形で粉骨が行われていました。有名なのは、大阪にありますお骨佛様の「一心寺」さんです。私も、一度研修で行かせて頂きましたがお参りする方や観光客は、とても多くいらっしゃいます。そして、120年も前からこのお骨佛様はあるそうです。
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粉骨の供養 「寺供養 一心寺様」

遺骨で仏様を造る。一心寺でこの前代未聞のしきたりが始まったのは明治20年です。安政3年(1856)、年中無休でおせがきの法要を営む常施餓鬼法要が始まりました。それにより、納骨に訪れる方も後を絶たず、納骨されたご遺骨をもっとも丁重にお祀りするためにお骨佛の造立が発願されたのです。古来、霊場への納骨や納髪の風習があるように、故人の遺骨や遺髪をお寺に納め、永代にわたって供養するしきたりがありました。また、仏教では仏像を造って礼拝することはこの上ない善根功徳とされています。多くの人々に礼拝される仏様を、遺族にとっては何より尊い故人のご遺骨でもって造立する。それにより、お骨佛を拝めば故人に供養するのと同時に、仏様を礼拝供養することになるのです。まさに仏様への崇拝と先祖供養の精神が融合した、真に妙なる功徳の仏様、それが一心寺のお骨佛様なのです。第1期造立以来、120年以上の歴史をもち、およそ200万人にもおよぶ故人が、阿弥陀仏のお姿になって一心寺の納骨堂に鎮座ましますお骨佛様。全国各地は言うに及ばず、遠く海外からも一心寺のお骨佛にと納骨され、いまでは大阪人の誇りとされ平成17年には、その信仰習俗に対し、大阪市の無形民俗文化財にも指定されています。「一心寺様HPより」

粉骨の供養 「自然葬 海洋編」

国内で散骨が始まったのは、「葬送の自由をすすめる会」が兵制年に自然葬として実施してからです。法務省は、節度をもって行われるならば、用法の遺骨遺棄罪には当たらないと表明しています。現在、散骨は基地埋葬法にも反するものではなく、死者を弔う祭祀として国民感情に配慮し、節度をもっておこなうならば違法ではないとする法解釈が定着いたしました。私自身も業界の研修で「模擬体験」として散骨体験をしてきましたが、その時に「粉骨」を致しました。「散骨」するには、必ず「粉骨」が条件の為すべての方が行います。しかし、全部のお骨をするのではなく半分や一部を粉骨する方が多いそうです。
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粉骨の供養 「自然葬 樹木葬編」

日本で始めての樹木葬が生まれたのは1999年だそうです。岩手県の祥雲寺様にて行われました。当時大きな話題になっていた散骨に影響を受けた千坂住職さんが始められました。祥雲寺の樹木葬で重要なのは、「墓石が無い」という点や、「お骨が自然に還る」という点だけではなく、里山の再生と保護が大きな目的の一つだったことです。当時荒れつつあった近隣の里山の自然を再生し、山の豊かな環境を守り残していくために、自然環境に影響を与えない事、経済的基盤を持つこととして樹木葬が始められたのです。このような樹木葬を「里山型樹木葬」と呼ばれています。様々なタイプの樹木葬がありますので違うページで樹木葬については、ご説明致しますがやはり「粉骨」をして埋葬するほうがより自然に変えるのではないかと「粉骨」(パウダー化)する方が多いそうです。
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粉骨の供養 「手元葬 手元供養編」

手元供養とは、故人の物質的な最後の存在である遺骨の一部を手元に置き供養する方法です。手元に残った遺骨を故人のよすがとして、「亡くなった方をいつも身近に感じたい」「いつも近くにいて見守って欲しい」といった方々の「故人を想う心」を癒す、新しい供養の方法といって良いでしょう。亡くなった人の遺骨を供養するという概念は昔からありましたし、実際、ひっそりと手元に置いている人も多くありましたが、これが「手元供養」と呼ばれ、公然と行われるようになったのはこの15年ほどのことです。2004年には「NPO手元供養協会」が生まれ、認知度がぐっと上がりました。当社でも販売代理店として、実物やサンプルをご覧頂けますが利用する前に「粉骨」をして利用します。
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粉骨の供養 「手元葬 自宅供養編」

容器に入れたお骨や、お骨から加工したオブジェなどを自宅に安置する方法です。小さな骨壺や、一見するとお骨が入っているとは思えないオブジェもあります。陶芸をされる方は自分で器を作ったり、お気に入りの小物入れの中に布袋に入れたお骨を入れたりすることも出来ます。一般的にはお骨の一部と写真、またしばしばお線香とリンを一緒に用意される方が多いようです。これらを安置するためにご本尊の入っていない仏壇を購入する人もいますが、箪笥やキャビネットの上でも十分です。素敵な布をひいたり、小さな屏風を後ろに立てる人もいます。故人由来の思い出の品を一緒に飾ったり、季節のお花を飾ったりするのも良い考えです。また、「粉骨」(パウダー化)することにより骨壺の形からサイズ変更できますので違和感などがありません。自由なスタイルでの供養を可能にしています。
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まとめ

このように、様々な供養の形や種類がありますがどのようにしたらいいのか悩みますよね?全部とは、言いませんが一部でも「粉骨」(パウダー化)することにより様々な供養の選択が広がります。また、その供養を通して気づくことや考える事が生まれ、最終的に自分たちは、どうするのか?を解決するかたがいらっしゃいます。ゆっくり考えて下さい。決して焦ることはありません。


粉骨

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