お墓(墓石)の香炉選び 参考にしたい3つのポイントと香炉を置く意味とは|静岡県  

160206勝田「香炉選びの参考にしたい3つのポイント 」

お墓の香炉、香炉はお線香をあげるために必要なものですが、何に注意して選んだらいいのでしょう?
香炉を置く理由も含めてポイントを整理していきましょう。

2016年2月6日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2020年9月29日に改めて公開しています。

目次

  • 香炉はなぜ置くの?
  • 香炉選びのポイント3つ
  • まとめ

香炉はなぜ置くの?

香炉はお線香をあげるために必要なものです。お線香を墓石に直置きしてしまうと、線香の熱や焦げで石が変色してしまったり、ヒビが入ってしまう事があります。
香炉に砂や線香筒、線香皿を入れて使用するのが一般的な方法ですが、宗教によってはお線香をあげない宗教もありますので香炉を使用しないお墓もあります。(神道・キリスト教など。)
最近ではデザイン性も高くなり、お墓全体のイメージを左右する重要な付属品としても考えられています。以前のものがコンクリート製のもので風化して欠けてしまったりして、香炉のみ交換される方もいらっしゃいます。

香炉選びのポイント3つ

香炉を選ぶ時に参考にしたい3つのポイントをご紹介します。

香炉を置く場所と寸法

新規にお墓を建てる場合は、あまり気にしなくてもよいポイントですが、リフォームなどで香炉を交換される場合には重要なポイントとなってきます。香炉を置く場所の寸法によって香炉のサイズ(特に奥行)を調整する必要があります。

香炉の色

一般的には墓石の色に合わせると全体的な調和が保てて良いとされています。土台の色に合わせる場合もあります。新規で建てる場合は、あえて違う色にしてインパクトを付ける場合もあります。

香炉のデザイン

一番悩むポイントですが、墓石の形状により様々なデザインの中から選びます。宗教や宗派によっても違ってきます。最近では屋根付きの形状がよく使われています。
理由としては雨の日や風が強い日でもお線香をあげることができるからです。実際には命日や法事以外で悪天候の日にお参りに行くことも少ないですし、風向きによっては屋根があっても雨が降りこんでしまうこともあるため、お気持ちの部分やデザイン性の部分が強いようです。基本的には和型墓石にはお線香を立てるタイプの形状が、洋型には高さの低い線香を寝かすタイプの形状が好まれます。寺院によっては、洋型墓石でも立てるタイプの香炉にしてほしいとの要望があります。浄土真宗は寝かせるタイプを使用しますし、くりぬきの形も様々な形があります。扉付きや引出し式などの特殊型もありますが通常のタイプより奥行が必要になります。神式(神道や学会など)の場合は、香炉ではなく蝋燭立てや供物台を使用します。お線香の代わりに玉串を捧げたりします。

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まとめ

一口に香炉と言っても様々な形状があり、墓石のデザインや色に合わせたり、お線香のあげ方によって選び方も変わってきます。もちろんご紹介したデザイン以外の形状の物もたくさんありますし、建てられる方が考えたオリジナルの形で作る事も可能です。水鉢や花立と一体型になったタイプもあります。お墓をつくる時やリフォームされる時には、香炉にも着目してお考えいただくとより想いのこもったお墓づくりになるかと思います。
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