お墓の移転方法・引越し(改葬)にまつわるトラブル | 静岡県内対応の牧之原石材

お墓の移転は役所での手続きに始まり、お寺、霊園、運搬業者、石材業者など様々な方とやりとりが必要になります。
この過程でトラブルが発生することもあります。
実際にあったトラブル事例をもとに注意すべきポイントを説明いたします。

 

お墓を不法投棄?!悪徳業者にご注意を

お墓の引っ越しをする際には「墓石を移動する」、「墓石を処分する」に関わらず墓石が乗っている土台を解体します。
そして、土を入れ替え、更地にするという作業が必要不可欠です。
(最終的に墓地管理者に確認が必要)

しかし、悪質な業者の場合にはこれをきちんと行わず、最悪の場合には土台をそのまま残して連絡が取れなくなってしまう、ということもあります。

また、わざと土台部分を残したまま作業を終え、苦情が入ると「土台部分を解体する費用は別で」と高額請求してくる非常に悪質なケースもあります。

そして今まで使ってきた墓石を処分する場合にも、悲しいことに海や山へ不法投棄したり、その場所の土の中にそのまま埋めてしまったりする業者も存在します。

 

隣地トラブル・お墓が傾く?!

傾いたお墓

家を新築したり、リフォームしたりする際は、隣近所には気を遣うものですが、お墓の場合も同じ事が言えます。

自分の墓石を移転や処分をしたため、「振動で隣のお墓が傾いてしまった」「隣の墓石が作業の際に欠けてしまった」など、必ずしもこちらの不手際ではなくてもトラブルに発展するケースがあります。

また、霊園や墓地によってはお墓とお墓の境界がはっきりしないところもあり、トラブルが発生しやすいです。

悪徳業者にだまされない方法

悪徳業者

こういったトラブルを避けるために気を付けるポイントはなんでしょうか?
ひとつは、「金額に惑わされない」ということです。

お墓の引っ越しにはお金がかかります。誰しも余計な出費はおさえたいものです。
悪徳業者はそういった心理につけ込み、安い金額を謳い、お得感を装ってお客を引き寄せようとします。
業者を選ぶ際には相見積もりをしっかりと取り、安すぎる業者には注意した方が良いでしょう。

もう一つは、「実績のある業者に発注する」ということです。
例えばお寺の墓地の場合、そのお寺と長くお付き合いのある業者が必ずいます。

こういった業者ですと、お寺の中や通路の様子なども分かっていますし、周辺施設、公道に対する配慮に関してもよく分かっています。

現場を良く知っており、ご住職様ともおつきあいがあればそうそうトラブルに発展することもありませんからご紹介をお願いするのも良いでしょう。
その時は、参考比較する為に移転する石材店と地元の石材店と両方から見積りを取ると安心です。

また、隣地トラブルに関しても、きちんとした業者の場合には事前の状態を写真などで記録する、境界に問題があるようならばお隣の方に声かけするなど、トラブルにならない配慮も万全です。

こういったことを踏まえ、お寺や霊園が知っている業者にお願いするということが一番のトラブル回避といえます。

目次:失敗しないお墓の移動・引っ越し(改葬)