お墓デザインコンテスト 
ニューデザイン賞 受賞 川島様

完成した日には、嬉しくて1日4回も見に行きました。

音楽の教師をしていた主人。誰とでも分け隔てなく接する主人は人望も厚くみんなに愛された人でした。誰よりも音楽が大好きで、音楽の話になるといつも目を輝かせている人でした。主人の影響もあって2人の娘も幼少の頃からピアノや音楽が大好きで家族が集まると話題の中心はいつも音楽でした。そんな主人が病にかかり74歳で逝ってしまいました。生前、一生懸命みんなに音楽を教えていた主人に何かして
あげられる事がないかと考えていたところそういえば、元気な頃に主人が冗談で「俺の葬儀の時には大地讃頌で送ってくれ」と言っていた事を思い出しました。何か音楽に関連したお墓が出来ないかと思い、
石材店に相談に行ったところ「ピアノをイメージしたお墓にしたらどうですか?」という提案がありました。最初は「えっ!ピアノのお墓?」と思いましたが、何度か石材店さんと打合せをしていくうちにイメージが付いてきました。長年にわたり合掌指導に力を注いだ主人の証になるようなお墓にしたいと家族みんなで考えました。グランドピアノをかたどった石碑に「奏」の1文字を刻み「天国でも素敵なメロディーをずっと奏でてくださいね」と私の想いを込めました。字体は主人が指揮者している時の姿を思い浮かべ毛筆の柔らさで表現したいと思い主人の教え子で現在は書道の先生をされている方にお願いしたところ、「川島先生の事なら」と快くひきうけて頂き、その書体をそのまま彫刻しました。上台には生前、主人が大好きだった曲「大地讃頌」の楽譜をお父さんに感謝の気持ちを込めてと長女が手書きしたものをそのまま彫刻しました。その楽譜の横には「天国でもピアノを楽しんで下さいね」と次女の気持ちから、さり気なくピアノの鍵盤を彫刻しました。家族はもちろんですが、本当に主人は周りの方々に慕われ愛のある恵まれた幸せな人生を送った人だと思います。主人にピッタリのお墓になり、このお墓なら主人も天国にいても音楽三昧で満足でしょう。自分達の思いが形となり私達も本当に満足しております。
百ヶ日は親族が集まりお墓の前で「大地讚頌」を流して主人の冥福を祈りました。

担当者からの一言

牧之原石材では、このようなお墓をつくらせて頂いたことを感謝いたします。

牧之原石材 社員一同